はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

変化の種類

 

「インタビューやブログの書き方について

 お聞きしたいことが色々あるのです。」

 

と後輩から連絡をもらった。

 

自分に語れることはあるかな…と思いながら、

ついに私も、後輩からアドバイスを求められる

存在になったんだ、と嬉しく感じた。

 

 

「先輩はインタビューする時、

 どんなことに気をつけていますか?」

 

「ブログを書く時に、意識していることは?」

 

こんな質問がきて、

正直、ありきたりなことしか答えられなかった。

 

 

"言葉で伝える"というのは難しくて、

自分が経験してきたことも感じてきたことも、

その時の自分にとっては

本当に大きな出来事だったとしても、

それを乗り越えて言葉にしてしまえば

たったの1言や1行になってしまう。

 

 

 

例えば私は、夢を持って大学に入ったけど、

その夢が自分が本当にやりたいこととは

少しズレていることに気づいた。

 

1年くらいかけていろんな社会人の方や職員さん、

メンバーに話を聞いてもらって、なんとか進んできた。

 

でもそれは「その環境に入ったから」できたこと。

逆に言えば、団体に入れば、誰にでもできることだ。

 


環境を変えることによる「ソトからの影響」で

人は変われると思うけれど、

でもそれはあくまで受け身による変化でしかない。

 


自分の内側から込み上げる

「変わりたい」という思いが私にはあったから、

自分自身で変わろうと思って

ブログを始めたり旅に出たりした。

 


その結果、やりたいことをやることでしか

自分の未来は見えてこないと気づいたし、

「自分」がなければインタビューで聞きたいことも

出てこないのだと、体験として分かることができた。

 

 

でも、それらを言葉にしてしまえば、

「"自分"を持って

 やりたいことをやっていくのが大事だよ」

という1行で終わってしまう…。

 


相手がどれだけ凄い人であっても、

自分がその人の思考のレベルに達していないと

引き出せるものも引き出せない。

 


言葉を尽くして伝えたとしても、

相手に同じような経験をしたことがなければ

「文字として」でしか、その感覚は伝わらない。

 


逆も然り。

自分が体験したことでなければ、

自分自身が成長していなければ、

相手がせっかく素晴らしいことを伝えてくれていた

としても、その素晴らしさに本当の意味では

気づくことができない。

 

 


インタビューの仕方やブログの書き方について

話し合っていると、どうしても

"やり方"や"スキル"に着目しがちになるけれど、

でも、それよりも大切にしなきゃいけないことがあると

私は思う。

 

自分自身、どうなりたくて

あるいは、参加してくれる学生に、

記事を読んでくれている学生に、

どうなってほしくてこの活動をしてるのか。

 

 

それが明確に人に伝えられるようになれば、

自然とインタビューしたいこともしたい人も

挙がってくる。

 

 

インタビューしたい社会人を見つけるのも

この活動の課題について考えるのも

結局はぜんぶ自分の中にしか答えはなくて、

自問自答を繰り返すしかないんだと思う。

 

 

 

例えば、私の場合。

いろんな生き方を知って価値観を広げたいから

この団体に入った。

 


🐶じゃあ、なんで価値観広げたいの?

  価値観を広げた先に、どうなりたいの?

 

→今は、狭い選択肢の中でしか

 自分の人生について考えられていないから。

 

 価値観を広げた先で、

 自分が本当にやりたいことを見つけたい。

 

 

🐶なんで「本当にやりたいこと」を見つけたいの?

やりたいことをやらなくても、生きていけるじゃん。


→自分にしかできない生き方をしたいから。

 心がワクワクする瞬間を生きていたいから。

 

 

🐶私にしかできない生き方って何?

   心がワクワクする瞬間って、具体的には?

 

どん底を経験したからこそ体験した思いを

 活かすことができる生き方。

 

ありのままの自分をさらけ出せる人たちと

一緒にいる時。

 

 

🐶どん底を経験したからこそ体験した思いって?

→生きる苦しみ、生きる喜び。

 今は居場所がない人たちにも、必ず居場所が

 あるということを自分の生き方で証明したい。

 


🐶どうして「ありのままの自分」をさらけ出せたの?

→弱い、だめな自分も受け入れてもらえたから。

 

 

➞#居場所 #コミュニティ #生き方 をテーマに

 インタビュー行きたい社会人を探そう!

 


と思えた。

 

 

*****

 

 

変化にはきっと、二種類ある。

ソトからの働きかけによる変化と、

内面からの変化。

 

私がこの団体に入った一番の理由は

「自分がいる環境を変えてしまえば、

 自分自身を変えることができるかもしれない」

と思ったから。

 

これは、"ソトからの働きかけによる変化"

に期待してのこと。

 

だけど、

それだけでは殻を破ることなんてできないこと、

なんとなく気づいてもいた。

 

 

そしてある時から、心に刺さったまま

ずっと抜けない言葉があった。

 

だっぴにいるだけじゃ、だっぴはできない。

 

この言葉を目にした時、本当にその通りだなと思った。

 

 

 

きっと本当の意味での"変化"は、ただ待っていて

向こうから勝手にやってきてくれるものじゃない。

 

でも、このことだって、人から教わるんじゃなくて

経験として自分自身で気づく瞬間がなければ

あまり意味がない(というか、分からない)

ものでもあると思う。

 

 

本当に必要になれば人は動くものだし、自分だって

自分の生き方に満足したことなんて一度もないから、

そんな自分が後輩にあれこれと教えるのも

違うんだろうなぁと思う。

 

 

私は、自分の周りに

内面から「変わりたい」という思いを持って

行動を起こすメンバーが沢山いたから

自分を奮い立たせることができた。

 

これこそが団体にいるからこそ得られるものだと思うし

メンバーから吸収できることは吸収してしまえばいい。

 

 

 

 

人が変わる瞬間を何度も目にしてきた私は、

同期と先輩に本当に恵まれていたんだと

改めて気づいた。

 

 

あとは、自分の背中を見た後輩が何かを感じて

それが行動に結びついてくれれば嬉しいし、

自分がきっかけとなって

メンバー間の"変化の循環"をつくることができていたら

少しはこの団体に恩返しができたのかなと思うけど

それはやっぱり、そんなに簡単なことじゃないんだよなぁ。

 

 

相手の成長に影響を与えたり

変化のきっかけになったりすることができる人間に

なるには、今の比じゃないくらい

器の大きな人間にならなきゃいけないんだろうなぁ。

 

 

自分ら主体の活動が終わっても、

学ぶことの多い団体です…☺︎