はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

引っ越しと後悔

部屋の片付けをしていたら、

高校の時の制服のスカートが出てきた。

 

コンビニの商品についてるシールを集めたら貰える

お皿たちも、10枚くらい出てきた。

 

使うか分からんけど、もしかしたら使う時が

くるかもしれんけん!って言って、

車ぱんぱんに荷物を積み込んで引っ越してきた

あの3月が懐かしい。

 

(高校の制服のスカートなんて、絶対使わんのに。笑)

 

そのキャラクターが好きなわけでもないのに、

「シールを集めたら貰える」というのが嬉しくて

貰えるお皿が変わるシーズン毎に

一緒に住んでた父さんにも協力してもらいながら

いつも必死に集めていた。

 

高校の時は、一緒に住んどったのに全然会話がなくて、

ちょっとした会話のやりとりがあったのは

そのお皿のシールを貰う時くらいだったな。

 

 

あとは、怒られる時くらいだったなぁ。

 

沢山怒らせた、(それ以上に悲しませた)

高校時代だった。

 

何時に帰るか連絡しなかったこと。

無愛想な態度しかとらなかったこと。

友達と遊びに行くことを、言ってなかったこと。

悲しませるような成績しか、とれなかったこと。

 

 

ビンタされたこともあったし、

置いてあったカゴを蹴飛ばされたこともあった。

 

 

 

 

なんか、いつも、異常に眠くて、

何にもやる気が起こらなくて、

おはようございますの挨拶をするだけで

自分が何点か評価されているような気がして、

家に帰りたくもなくて、

降りるはずのバス停通り越して

このままずっとバスに乗っときたいなって

いつもずっと思ってたな。

 

 

新しく住み始めたあの家は、

私にとっては家じゃなくて、

でも、こんな自分じゃ、実家にも帰れなくて。

 

 

高校に入学して最初の一週間が経って

母さんが家に来てくれた時、

涙がぶわぁって溢れてきたことがあった。

 

 

なんで泣いとるんか自分でも全然分からんくて、

泣いとることに気づかれたくなくて、

母さんは多分気付いとったけど気付いてないフリ

してくれて、何も言わずに一週間分のご飯を

作りだめしてくれた。

 

 

毎日23時頃に帰宅して、

誇れるものが何もない自分という人間の不甲斐なさと

劣等感に号泣しながら、一人でそのご飯を食べていた。

 

(よくもまぁこんなに泣けるなぁと思うくらい、

 毎日泣いていた。笑)

 

 

 

 

私はあの時、どうすれば良かったんだろう、

と思うことが、今でも何度もある。

 

何か昔のことを思い出すことがある度に

あの日々と同じくらい、こうして涙を流さなきゃ

いけないんだろうか。

 

今流れているこの涙は、どうやったら止められるんだろう。

 

今はもう、悲しくも辛くもないのに。

大丈夫なのになぁ。

 

 

 

「あの時、こうすれば良かった」

というのが見つかることなく、

「どうすれば良かったんだろう」

が、頭の中でぐるぐるしている。

 

 

今の自分があの時と同じ壁にぶつかったとしても、

どうすれば良いのかわからないままなのだ。

 

 

だから、この気持ちは、「後悔」とは少し違う。

 

 

こういう気持ちを、なんて言うんだろう。

 

 

 

 

 

 

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中学生と、だっぴをした。

 

 

初めて会ったのに全然人見知りしない中学生。

お互いのことを熟知し合って

意見も活発に交わせる中学生。

 

 

私が想像していた、シャイで無口な「中学生」は

そこにはいなかった。

 

 

その目は今目の前の景色をまっすぐに捉えていて、

彼女らが抱く未来への不安さえもまばゆく見える

くらい、キラキラだった。

 

 

 

就きたい仕事と、やってみたい仕事。

働くってどういうこと?

AIを使って、何したい?

村長になったら?

 

 

「村長になったら、1番にコンビニ作る!」

と言い張った中学生、めちゃくちゃかわいかったなぁ。

 

 

 

自分の長所が見つけられなくなっても、

あなたにはこんな良いところがあるよって

教えてくれる誰かがこんなにすぐそばにいること、

 


言葉にできない感情に悩んだ時、

あーでもないこーでもないと言い合える友がいること、

 

 

目の前に光が見えなくなった時、

手を差し伸べて一緒に歩いてくれる誰かがいることを、

ずっとずっと覚えておいてほしい。

 

 

 

思い返せば後悔だらけの日々も、

何年考え続けてもわからない問いも、

明日への願いとして生きていけば

少しは輝くものに、なるかなぁ。