はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

優しさの成分

 

 

自分の心に響くことがあったら

ぶわぁって思いが溢れてくる人間なので

3日連続でブログを書いています。

 

 

 


全部読んでくれている人がいてくださったら、

ありがとうございます。

 

 

 

 


今日は、元地域おこし協力隊の方のインタビューに

行ってきたのだけど、

その方がお話してくださったことで

涙が出てしまったものがあり

ちょっと考えることがあったので、

今日はそのことについてブログを書きます。

 

 

 

 


突然だけど、私は「笑顔」に対して

あまり良いイメージを持っていません。

 

 

 


高校にいた時、自分には何の取り柄もないと

思い込んでいた私がある日辿り着いた答えが、

 

 

「自分には何もないのだから、せめて人当たりの良い、

 笑顔な人間でいよう」

 

 

というものでした。

 

 

 


話しかけられれば笑顔で反応することを

常に心掛けていたし、

「笑顔だけは」と思い続けて生きていました。

 

 

 

 


でも、いつも笑ってたけど、

心の中ではいつも泣いていました。

 


顔は笑ってるけど、常に泣きそうでした。

 

 

 

 


家族にも言いたいことを言えなくなったのは、

自分が学校で「笑顔でいること」を

強く意識し始めた頃からでした。

 

 

 


それから5年、6年?

 

 


笑顔をつくらなくても

自然と笑顔になっている自分がいます。

 

 

 


これは、悪い意味で。

 

 

 


もう、意識的じゃなくて

無意識に笑顔でいれるようになってしまったんです。

 

 

 

 

 


そんな自分が、嫌で嫌で堪らなかった。

 

 

そんな自分を、変えたかった。

 

 

元通りの自分に、治したかった。

 

 

 

 

 


でも、なかなか変えられなくて、

 

治せられなくて。

 

 

 


だから人に「笑顔いいね」って言われても

素直には喜べなくて、

人は純粋に褒めてくれていると分かっていても

暗い気分になってしまう自分がいて、

そんな自分のことを尚更好きになれずにいました。

 

 

 


それからずっと、自分を変えたいと思う度に、

 


どうして私はあの時、「笑顔でいること」を

選択してしまったんだろうと、

強く後悔するようになりました。

 

 

 

 


人に嫌われたとしても、

親に心配をかけたとしても、

泣けばよかった。

 

 

 


そう思うようになっていました。

 

 

 

 

 


だけど今日、すごく温かいお話をして頂きました。

 

 

 


その方はおばあちゃん子で、ある日

おばあちゃんにこんなことを言われたらしいです。

 

 

 

"あんたは器量も悪くてかわいそうやねぇ、

 

 


でも、誰にでも輝くものがある。

 

 


それはね、笑顔。"

 

 

 

 

 


そのエピソードを聞いたとき、涙が出てきました。

 

 

 

 


あの時自分が「笑顔でいること」を選んだのは、

辛くて悲しくて苦しみのどん底にいた自分にもできる、

最大級のことだと直感的に思ったからだったんだって。

 

 

 


こう書くと自己暗示みたいだけど、

でも、そういうふうに思えたら、

あの時の自分を少し許せるような気がしました。

 

 

 

 


その方は、こう続けました。

 

 

 

反省しても、後悔はするな。

 

 

 


私は後悔だらけの人生を歩んできたけれど、

でも、そういう経験があったから今の自分があるわけで

今の自分があるから描ける未来がある。

 

 

 


だったら、過去を後悔し続ける必要なんて

ないのかもしれないなと

心が軽くなりました。

 

 

 

 

 


ちょっと前に、こんな記事を読みました。

 

「優しさ」の成分|瀧波 和賀|note

 

 

 


要約すると、

「優しさ」とは「優しくする側」と

「優しくされる側」がいて初めて生まれるもので、

それは交互でないと続かない、という内容です。

 

 

 


「優しさ」が当たり前だと思っている時には、

「優しさ」は返ってこないんですね、

 

 

 

 

 

 


世の中には、頭が良くて効率が良くて、

才能に溢れた人たちが沢山います。

 

 

 


でも、どんなに凄くて仕事が早くて優秀な人でも、

他人への思いやりや人としてのあたたかみのない人は

私はどうしても魅力的だと思えません。

 

 

 


今日インタビューに行った方は、

一緒にお話しているだけで心がぽかぽかする

太陽のような方でした。

 

 

 

 

 


その方は、

 

されて嬉しかったことは、人にもする。


してほしかったことは、自分がやる。


それが自分に返ってくるとは限らないけど、

巡り巡って自分の子どもや孫に

返ってくるかもしれないから。

 

 

 


そうお話してくださいました。

 

 

 

 


なんて素敵なんだろう。

 

 

 

 


優しさって、循環するんだ。

 

 

 


だったら私は、

自分の無知や余裕のなさが原因で

優しさの循環を断ち切ってしまう人間ではなくて、

 

 

受け取った優しさを当たり前だとは思わず感謝し、

それを次の人に回せる人間になりたい。

そう思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


鳥取には、あたたかくて素敵な社会人が沢山います。

 

 

 

 

 


私もそんな、大人になりたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

おわり。