はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

てるてる坊主

 

 

 

f:id:harunohanaaa:20180710162614j:image

 

 

 

雨が止んでも、川が氾濫する。

雨が止んでも、池が決壊する。

 

 

お願いだからこれ以上、なんにも起こらんでほしい。

 


みんな無事でいてほしい。

 

 

 

 

 


母さんとメールしてたら、思うことがいっぱいある。

 

 

 

"昨夜恐ろしい思いして通った道は土砂で埋まり

車は何台も濁流にのまれたらしい

生きててよかった また子供達に会いたいからね"

 

 

 

"道路があちこちで通行止め 高速もダメ、

三原停電断水

よって月曜はとりあえず新幹線で行くかも

父さんと考え中

 

 

今日部屋着いたら水筒からあったかい紅茶

父さんがくれた

昨日水筒持って探しに来るつもりだったって。

優しいよ  "

 

 

 

 

"心配で心配で寝れなかったよ

山陽本線、1時間に1本くらいで運転再開って"

 

 

 

 

"ありがとう よく調べてくれたね

遅れてでも行く とりあえず行く。

昨日死んでたかもしれんけん

心配ありがとう"

 

 

 

 

仕事だから行かないといけないことは分かってる、

 

 

 

 

でも、"ほんとに行くの?"って

聞かずにはいられなかった。

 

 

 

 

仕事行かんといけんのは分かるけど

でも心配すぎて

でも仕事優先するのはしょうがなくて、

めっちゃ涙出てきて

 

 

本当は、行ってほしくない。

 

 

 

安全を確保しといてほしい。

 

 

 

 

 

被災地で闘っている人がいる、

必死で生きようとしている人がいる、

 

 

だからそんなことは言えないし、

言うべきじゃないんだと思う。

 

 

 

 

鳥取にいる自分は何もできんから、

せめて、せめて情報をいっぱい届けよう、

 

 

 

そう思ってメールをする。

 

 

 

"レスキューの服を着た泥棒が大量におるらしい。

大阪ナンバーのセレナ、白いパジェロは泥棒軍団かも。


矢野でかなりの被害があったみたい。

迷彩服着た不審者もウロウロだって。

熱中症と泥棒に気を付けて"

 

 

 

 

"困ってる人にひどいね 日本人の恥"

 

 

 

 

"ほんとだよ怒りが止まらん
無事着いた?どんな感じ?"

 

 

 

"昨日夕方ね 今朝はタクシーで。

広島駅からは車。あさ大橋経由で。

バス不通だから 毎日通勤に七千円位"

 

 

 

 

 

 

思うことはいっぱいある、

怒りたい気持ちもいっぱいある、

でも誰も悪くない、(泥棒は論外)

 

 

 

 

テレビつけてもSNS開いても

完全に冠水した街がうつってるだけ、

 

 

 

LINEニュースに「生き埋め10人」と地元の名前

全国放送で何度も中継される 高校の時に住んでた地域

 

 

 

 

水に浸かってしまった街を見るのが辛い。

 

 

 

 

"避難所に行くのが危険な時は

 2階に避難しましょう"って言われても

 

 

 

車椅子のじいちゃんと

足腰の悪いばあちゃんは階段のぼれない。

 

 

 

 

学校に行けない友達。

 

 

 

普通の川を見るだけで

映像がフラッシュバックしてきて泣きそうになる。

 

 

 

 

ひとりぼっちの夜は、現実逃避で作業をしまくる。

 

 

 

なんかやってないと涙が出てくるから。

 

 

 

 


意識的に何かしてないと、

みんなに会いたくなりすぎるから。

 

 

 


でも、辛いなんて言えない、悲しいなんて言えない

 

 

 


私より辛くて悲しい人たちがいっぱいいる。

 

 


辛さや悲しみは

比較できるものでもするものでもないけれど

 

 

 


でも、私なんかが悲しんで涙してたら
家族を亡くしてそれでも懸命に生きてる人たちの思いを

踏み躙ってしまいそうで

 

 

 

 

テレビでしか見てない状態で泣いてたら

街の様子を目の当たりにした時

泣き崩れてしまいそうで

 

 

 

 

 


泣けないというより、泣いちゃいけない気がする。

 

 

 

 

Twitterで流れてくる、倒木で埋もれた道路と

壊れた街の写真見て涙を堪えられなかったけど…。

 

 

 

 

 

そんなわたしのために

 

てるてる坊主をつくってくれた。

 

 

 

 

優しさに涙が溢れてきた。

 

 

 

 

"晴れたら撤去"って言われた。

 

 

 

"みんなの心が晴れるまで飾っておいて"と頼んだ。

 

 

 

 

 

f:id:harunohanaaa:20180710162448j:image

 

 

 

 

 

 

久しぶりに図書館に行って

気まぐれに新聞でも読んでくるか、

と思って新聞を開いた。

 

 

 

 

一面『西日本豪雨』の記事ばかり。

 

そりゃそうだ、

 

 

気づかなかったわたしはばかだなぁ。

 

 

読んだ3紙

どれも豪雨被害のことばかり、

 

 

 

涙で記事が読めなかった

 

 

でも新聞読みながら泣いてる人なんておかしいでしょう

 

必死に隠したんだ

 

 

 

 

f:id:harunohanaaa:20180710162632j:image

 

 

 

思うことはいっぱいあるけれど

命あるだけ有難いと思いたい。

 

 

 

家族に会いたい。

 

みんなに会いたい。

 

 

 

"普通"なんて"当たり前"なんて

本当はどこにもないんだろう、

 

 

 

 

 

 

 

 

気を遣ってくれとるんかな、

 

必死で元気づけようとしてくれるのが伝わってくる。

 

 

 

直接聞いてはこないけど

直接口にはしないけど

 

優しさでいっぱいの人たちだらけ

 

 

 

 

 

言葉なんていらないや。

 

 

 

 

決して見せつけるわけでもなく

無理やり励まそうとするわけでもなく

 

 

優しさが伝わってくる人って素敵だなぁ。

 

 

 

 

後ろばっか見てちゃだめだ、

 

変化はチャンスらしいから

 

 

 

私は私にできることを、

できることからやっていく。

 

 

 

自分の人生を、毎日を、一生懸命生きることだって

立派な社会貢献だって

 

どこかの誰かが言っていたから。