はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

こわさとわからなさ

この前、4月から同期となる人とお茶をした。

 

その前の日に初めて会った人だったけど、

この仕事を目指した理由とかやりたい仕事とか

私のことについてすごく興味を持って

いろいろと聞いてきてくれる人だった。

 


そしてその人も、

自分がこの地でこの仕事をすることの意味とは何か、

この仕事に就く覚悟を持ちながらも

その子の頭の中にある、煩悶とした思いや迷いを

時間をかけながらではあるけれど

素直に、じっくりと話してくれた。

 


「働く」ってどういうことか

働いたことのない私には未知の世界だから

今のところはまだ、分かったようなことは何も言えない。

 


将来の自分がぶつかるであろう壁を想像すると、

不安にもなる。

 


でも、今は、今のうちはまだ、

理想を語って、夢を追っていたいなと思っているんだ、

 

 

なんてこと、普段はあまり口にすることはないけれど

その子とそんな話をしながら、

自分の頭の中にある思いを整理していた。

 

 

 

 

 

私は一対一の人間関係を濃く築くのが好きで、

大人数相手だとすごく人見知りをしてしまう。

「浅く広く」の人間関係を築くのもどうしても苦手で

それが私の課題だなぁと思っていたけれど

 


「壁を作らずに話を聞いてくれる感じがしたよ

 そこが強みとして採用されたんだろうなって、

 わかりました」

 


と、こんなに嬉しいことを言ってもらえた。

 

企業の人が、私のどんな部分を見て

採用してくださったか

本当のところは分からないけれど

 

これから同期となる関係の人に

そんなふうに思ってもらえたことがすごく嬉しかった。

 

 

 

誰かと話している時、

壁作られてるな…と思うと、

その人のことを知ろうとする気持ちが

一瞬で薄れてしまう。

 

 

自分を守るために、

心を開いてこちらに耳を傾けようとしてくれた

誰かの気持ちを軽んじてしまうことは

できれば避けたいなと思う。

 

 

 

 

 

 

昨日は後輩と電話していて、

滅入った彼を励ませる言葉と方法を

一生懸命考えていた。

 


その中で、こんなことを思った。

 

 

外見がどうとか

こんな人間であってほしいとか

何をしてほしいとかしてほしくないとか

 


相手に望むことを挙げ始めたらキリがないけれど

 

 

究極「その人がその人らしくあれること」が

1番大切で、それさえあればあとは他に何もなくても

何もできなくても、それでいいなと私は思う。

 

 


滅入ってる時ってだいたい

「このままの自分を受け入れてくれる人はいるのか」

という不安が付き纏って、

 


いつものメンタルであれば気になりもしないような

小さな不安が、落ち込んだり元気がなくなったり

した時にはその不安が巨大な闇となって襲ってくる。

 

 

 

できたら素敵だけど、たとえ出来なかったとしても

人間としての価値が下がるわけじゃない。

 

あなたがあなたらしく元気に笑っていられることよりも

大切なことなんてないのだということを

言葉を変えながら何度も伝えた。

 

 

 

 

そしてもうひとつ。

その子は、「起こるかどうかはわからないけど

もし起こったらどうしよう」ということで

かなり頭を抱えて悩んでいた。

 

 

相手の本音を知ってショックを受けるのがこわい、

自分の本音を伝えて相手にどう思われるかがこわい、

努力に対して結果が出ないかも知れないのがこわい…

 

(まるで少し前の私のよう…。)

 

そんな話を聞いていると、

そういえば最近の私は、「こわい」って

思わなくなったな…と気づいた。

 

 

昔はこわいことが沢山あって

彼と同じようなことでめちゃくちゃ悩んでたけど、

でも、「やってみなきゃ分からない恐怖」に怯えて

何もできなくなるのは、すごく勿体無いことだなと

今なら思う。

 

 

だって、そのこわさを拭うには、

「やってみる」しかないわけだから。

 

 

 

「こわさ」とは、「わからなさ」の中にあるんだと

気づければ、案外いろんなことが

こわくなくなっていく。

 

 

 

私が思ってること、心の中で信じてること

それがどれだけ彼の心に響いてくれたかは

分からないけど

 

 

せめて自分の周りにいる人たちには、自分の言葉で

熱意を持って伝えていけたらいいなと思う。

 

 

 

たとえ心の中で思ってることが

100%そのまま伝わらなくても、

中途半端な状態でしか相手に伝わらなくて

伝えた後にモヤモヤが残ったとしても、

それでも、「何も伝えなかった」ということより

意味のあることだと私は思うから。

 

 


自分て、「伝えること」を諦めたくないんだなぁと、

改めて思った。

 

 

 

***

 

f:id:harunohanaaa:20190816053503j:image

 

 

 

他者と関わることで

自分の知らなかった一面に出会うこと、

出会いたくなかった自分に出会うこと

想像したら少しこわいような気もするけれど、

 

 

でも、それもそんなに怖くなりすぎなくても

いいのかなって、

なんとなくだけどそんなふうに思った。

 

 

むしろ、新たな一面に気付かせてくれる存在って

とても貴重で大切にしたいなと、

久しぶりにこんな、熱い気持ちになった。