はるちんのひとりごと

自分の思いを自分の言葉で。喜びも悩みも不安も悲しみも、ぜんぶひっくるめてこの生き方が、誰かの心を救えたらいいな。私の言葉が誰かの人生を照らせたら最高だなぁ。 "絶望だって、分かち合えれば希望になる"

空が割れた日

 

 

16:23にアラームをかけて

スクランブルの信号に引っかかるか引っかからないかを

いつもひとりで勝負してた。

 

 

 

 

 

空回りしてる自分に悲しくなって

心と脳は別々なんだなぁなんてこと考えながら

 

 

 


なかなか上手くいかない現実に

悩んで戸惑って闘ってきた分だけの成果がほしいと

最善の選択をしたいと一生懸命生きてきた日も

 

 

 

 

わかってほしいことをわかってほしかっただけなのにと

涙を堪えた日も

 

 

3年間あっという間に過ぎ去って行った。

 

 

 

 

前日や昼間にどんなことがあっても

16:23から17時の間に

「人に見せられる自分」になった。

 

 

 

 

なんの話をしてるかって?

 

 

 

バイトを辞めてきました。

 

 

 

 

(バイトかーい!ってな、笑)

 

 

(そして上に書いたことはバイト中の出来事ではなくて

バイト中やその行き帰りに考えたことです☺)

 

 

 

 

「バイト」と一言で言ってしまえば簡単だけど、

私にとってバイトしてる時間は、6割くらいは

自分の思考を整理してる時間でした。

 

 

 

 

 

暇な時は本当に暇だったから。

 

 

 

 

 

スーパーにはいろんな人が来る。

 

学生もおばさんもおじいさんも赤ちゃんも

神対応なお客さんもそうじゃないお客さんも

みんな同じ人間なのに

買い物ひとつとってみても

どうしてこんなに違うんだろうって考えたり

 

 

 

ひどく傷つくことがあって

目の前のことから目を背けたくなったりした日は

途絶えることなく並ぶお客さんへ

集中してレジを打つことが

何もかも忘れられる現実逃避の時間になったり。

 

 

 

 

友達や知り合いが自分のレジに並んでくれると

本当に嬉しかったなぁ。

 

 

 

 

 

自己紹介もしないまま3年が経って

プライベートのことは殆どなんにも知らないけど

会う日を重ねるうちに

その日の出来事や忙しさを

いつの間にか笑って話せるようになった先輩も

 

 

 

いっぱいやらかして沢山迷惑かけてしまっても

優しく許してくれたパートのおばちゃんも

 

 

 

いろんな話に花を咲かせながら一緒に歩いた帰り道も

 

 

 

 

あたたかくて優しい場所だったなぁ。

 

 

 

 

 

学科やサークルは

どうしても自分と似たような人たちが集まる

傾向があるけれど

 

 

バイトは関わる人を選べない。

 

 

 

興味のあることも

勉強してる分野も多種多様な人たちと出会って

自分と同じだけ生きてきた人たちでも

こんなに違う世界を生きてるんだなぁって

実感したり

 

 

 

関わる人を選べない、いろんな人が集まってくる

このコミュニティの中で

大好きな先輩や同期、後輩に出会えたことは

本当に恵まれていたなぁと思うと心がじんわり。

 

 

 

 

バイト行くのが嫌で嫌で仕方なかった日から

今日は誰とシフト一緒かなーって

ちょっとだけワクワクしながら家を出るようになって

新しく入ってきた後輩の指導をする日が来て

 

 

慣れない手つきで接客をする後輩へのクレームを

自分に向けられた時は

大目に見てよって思いながらも

誰かのために謝れる立場になったんだなーって

実はちょっと誇らしかったりもしたなぁ

 

 

 

 

 

 

人間関係も

自分自身のことも

チャレンジしたことも

乗り越えたことも

本当にいろんなことがあった3年間だったけど

 

 

 

バイト先での自分はいつも誰かに助けられ、

「バイトの自分」としていられた時間が

弱々な自分を助けてくれた時もあった。

 

 

 

 

「ここでバイトして良かったなぁ」って

思える最後だったから

それだけで有り難いことだなと思います。

 

 

 

私は不器用なので、いろんなことが両立できなくて

どれも中途半端な状態になってしまっていたのが嫌で

言い訳をしない生き方をしたいと思ったから

バイトから一旦離れる決断をしました。

 

 

 

 

 

28のみんなは、普段自分がいる環境とは

かなり違う環境で生活してる子が殆どで

 

できそうでできない優しさを持っている、

本当に素敵なメンバーでした☺

 

 

 

久しぶりに会っても変わらず声をかけてくれて

立ち話なんかしちゃって

最後はエールを送り合ってバイバイする。

 

 

 

 

いっぱいいっぱいになって余裕なくなって

申し訳ないなと思うことが重なって

あーあってなりがちな私には

そんな些細なことでも

涙が出るくらい嬉しいことだったから

 

 

 

何気ない会話に何度も心を救われてきたなと

思い返しました。

 

 

 

 

将来を考えると、一体私はどうするんだろうと

自分のことなのに他人事みたいに思えてしまって

 

 

 

ほんとに就職するのかなって

現実感がなくなって

 

考えすぎて就職すること働くことがどんなことか

今の自分にとってどんな意味を持つことなのか

わからなくなって

 

 

 

この時期はもう本格的に将来を描けるように

なってないといけないのに

本音を言えばこんな時期を送っています。

 

 

 

 

でも、わかんなくなっちゃったからって

いつまでもそれから逃げられるわけではないから

ちゃんと向き合って考えなきゃだめだよね。

 

 

 

時給870円より価値のある時間にしていかなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

空を割るように差す光が

心の中にある不安も痛みもモヤモヤも

全てをかき分けるように

照らしてくれたらいいのになぁ。